［今日の視点］石油＝軟調か、イスラエルの反撃見送り見通しで

　国内市場は軟調か。中心限月の２０２４年９月限で１００〜３００円安程度を想定す
る。イスラエルがイランに対する反撃を示唆しているものの、イラン本土を攻撃した場
合には中東戦争が始まるリスクがあり、イスラエルが自重する可能性が意識されている
ことが相場を圧迫した。円相場は１ドル＝１５４円後半で推移し、前日よりもやや円
安・ドル高推移。
　イスラエルはイランに対する反撃を今のところ見送っている。イスラエルがイランに
反撃した場合、イランの報復は熾烈である見通しで、イスラエルは米国など主要国の後
ろ盾なしに攻撃を開始しないだろう。対イラン攻撃を支援する国がなければ、足元の緊
迫感は後退していく可能性が高い。ただ、イスラエルを手助けする国が出てくるなら
ば、再び緊迫化すると思われる。あるいは偽旗作戦により、イランが矢面に立たされる
シナリオも想定しておくべき。
　時間外取引でニューヨーク原油５月限は前日比０．０３ドル安の８５．３３ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは８５．３３〜８５．４２ドル。
＜今日の予定＞
◆ ニュージーランド ◆
【経済】07:45 消費者物価指数 2024年1-3月期（NZ統計局）
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 景気先行指数 2024年3月（WESTPAC）
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 貿易収支 2024年3月速報（財務省）
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報（石油連盟）
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査（資源エネルギー庁）
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 国際収支 2024年2月（トルコ中央銀行）
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 消費者物価指数 2024年3月確報（EUROSTAT）
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 消費者物価指数 2024年3月（国立統計局）
【経済】15:00 小売物価指数 2024年3月（国立統計局）
【経済】15:00 生産者物価指数 2024年3月（国立統計局）
◆ 南アフリカ ◆
【経済】17:00 消費者物価指数 2024年3月（南アフリカ統計局）
【経済】20:00 小売売上高 2024年2月（南アフリカ統計局）
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数（MBA）
【経済】4/18 05:00 対米証券投資 2024年2月（財務省）
【工業】23:30 週間石油統計（EIA）
MINKABU PRESS

• ブレント原油期近７月限は前日比０．７１ドル高の８３．９８ドル
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• １７日のＳＰＤＲゴールドの現物保有高は前日比５．１８トン増
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• 海外粗糖市況＝ＮＹ粗糖７月限は０．２０セント安の１８．１３セント
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• ［表］シカゴコーン先物＝約定高値・安値（１７日付）
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• ［表］シカゴコーン先物＝テクニカル指数（１７日付）
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