ゴム午前=軟調、上海安や日経平均株価の下落を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、水準を引き下げつ限
月が目立った。中盤に入ると、高寄りした日経平均株価が軟化したことも弱材料視さ
れ、下げ幅を拡大している。なお、商いは盛り上がりを欠いている。TSR20は出来
ず。

 午前11時45分現在のRSS3号は前営業日比3.8円安〜3.0円高。活発限月
の9月限は同2.1円安の312.2円、期先3月限は同1.8円安の310.0円、
推定出来高は422枚(前日夜間取引含む)。

【9月限は310円割れに注目】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、軟調な展開となっている。活発限月の9月限の
今日ここまでの安値は、311.0円、節目の310円割れは回避されている。出来高
も少ないことから、突っ込んで売る向きも少ないようだ。
 ただ、節目の310円を割り込むと、前日の安値307.8円が控えている。同水準
も下抜くようなら、3月8日からの上昇の起点となった300円を目指すことになりそ
うだ。

 なお、戻りは315円台がポイントになっている。同水準を突破すれば、320円台
を目指すとみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は小高く推移し、0.1〜
0.5セント高となっている。

 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比35元安の1万4540元で推移している。

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