ゴム午前=総じて軟調、上海安を嫌気しマイナスサイドに振れる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、地合いを引き
締める限月が目立った。だが、買い一巡後は売りがやや優勢となった。中盤に入ると、
日中取引の上海ゴムが売り先行となっていることから、4月当限を除きマイナスサイド
に振れている。TSR20は出来ず。

 午前11時19分現在のRSS3号は前営業日比3.5円安〜2.1円高。活発限月
の9月限は同3.1円安の308.4円、期先3月限は出来ず、推定出来高は666枚
(前日夜間取引含む)。

【9月限は300円を目指すか】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海安を受けて、売りが先行している。活発限
月の9月限は、一時307.1円まで下落する場面があった。戻りも310円付近で鈍
くなっている。
 9月限は前日の取引で終値ベースで3月26日の安値313.2円を下抜いた。チャ
ート的には底割れとなっており、3月8日からの上昇の起点となった300円を目指す
可能性がありそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は売りが優勢となり、1.5
〜0.5セント安となっている。

 上海ゴムは軟調。午前10時46分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比30元安の1万4475元で推移している。

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