ゴム市況=まちまち、終盤は薄商いの中で玉次第の展開

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                    RSS3                    TSR20
     2024/04      2024/09     2025/03        2024/05        2025/04
 331.8 - 0.2 納会  310.8 + 1.2  310.0  0.0     254.0  + 2.0   256.0  + 2.0
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    上海ゴム  9月限   14,630  + 80 (午後3時15分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きでは、上海夜間安となったものの、様子見
気分が強く、薄商い中、小幅高となった。その後は、日経平均株価の大幅安を嫌気して
売りが先行した。だが、イスラエルのイランへの空爆の報道が伝わると地政学リスクの
高まりから原油価格が急伸、これを受けてゴム相場も買いが先行し、プラスサイドに振
れる限月が目立った。中盤以降は、薄商いの中、玉次第の展開となった。
 JPXゴムRSS3号2024年4月限は前日比0.2円安の331.8円で納会と
なった。
 TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比2.9円安〜1.9円高。活発限月の9月限は、
同1.2円高の310.8円、期先25年3月限は、同変わらずの310.0円、総
出来高は941枚。TSR20は全限が同2.0円高。

【タイの現物価格が91バーツ台回復】
 今日のタイオファー価格(FOB)は反発となっている。タイ南部の天然ゴム主要積
み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は前日比同1.12バーツ高の91.27バー
ツが提示されている。前日にこのところ支持となっている91バーツ台を割り込み、
90.15バーツが提示されたが、90バーツ割れは回避され、91バーツ台を回復し
た。
 依然として、産地のファンダメンタルズに変化はみられないことから、売りが出やす
いとみる。ただ、90バーツ台が維持されれば、JPXゴムRSS3号も徐々に買いが
入ってくるとみる。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は買いが優勢となり、0.6
〜1.4セント高となっている。

 上海ゴムは、総じて軟調。中心限月の9月限は、夜間取引では売りが優勢となり、前
営業日比80元安の1万4470元で取引を終えた。日中取引に入ると、一転した買い
が先行し、中盤には1万4720元付近まで上昇した。ただ、その後は、売り優勢で推
移している。

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