[本日の見通し]ゴム=売り優勢、株安や産地安などを映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、買い優勢の展開となりそうだ。寄り付きでは、株安やNY
原油安を背景に、売りが先行した。その後も売り物がちの展開となっている。
 今日のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムが休場のため手掛り材料難となる中、株安
などを背景に売りが優勢となりそうだ。活発限月の10月限は、前日の日足が上ヒゲの
長く実体の短い陽線となっており、戻り売り圧力の強さがうかがえる。今日は節目の
300円の攻防になりそうだ。同水準をしっかり割り込むと、4月25日の安値
297.2円を試すことになる。
 産地サイドは、ウィンタリング(落葉期=減産期)がほぼ終了したことから、オファ
ー価格が下落が続いている。前日のオファー価格は、3月中旬以来の安値圏となる85
バーツが提示された。銅価格の上昇など、ここにきて素材価格の買いが進んでいるが、
天然ゴムは季節的要因から下押しされているようだ。

 午前9時44分時点の円相場は1ドル=157.79円付近で推移している。

 午前9時44分時点のゴムRSS3号活発限月の10月限は同5.5円安の
301.5円。今日の日中、予想される9月限のレンジは295.0〜305.0円前
後。

 今後一週間先までのRSS3号10月限の予想レンジは285.0〜320.0円。
テクニカルからの下値支持線は290.0円(節目)、上値抵抗線は315.0円(節
目)。

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