●論点解説原油、評価が定まらない中東地政学リスク=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 中東情勢の評価が定まっていない。ハマスは休戦案の受け入れを表明したが、イスラ
エル側が要求していた内容とは異なるとして、休戦合意に至るのか明確な態度表明を行
っていない。しかも、イスラエル軍はこのタイミングでガザ地区南部ラファに対する空
爆に踏み切った模様だ。こちらも正式な情報は出てきていないが、休戦合意を模索する
タイミングでの空爆については、マーケットも困惑を見せている。改めて本格的なリス
クプレミアムを加算していくような値動きにはなっていないが、まだ中東情勢の評価は
流動的な状態にある。
 一方、サウジアラビアはアジア向け6月公式販売価格(OSP)を+2.90ドル
と、5月の+2.00ドルから大幅に引き上げた。6月のアジア地区向け需給の引き締
まりを見ていることが窺える。季節的な需要拡大に加えて、石油輸出国機構(OPE
C)プラスの減産が継続される中、売り手優位の市場環境を想定している模様だ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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