プラチナ市況=プラチナは反落、先限は一時小幅高も小幅安に軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,546    -49    11,539   -33  : 2,320.21   + 4.23
銀          135.0    0.0     133.5  -0.5  : 2,725.00   +74.00
プラチナ     4,764    - 9     4,772   - 8  :   960.10   - 0.31
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   978.02   +25.31
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.51   -0.74  ユーロ・ドル相場   1.0757  +0.0036
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナは円高を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円高一服が下支えになり、先限は正午前に3円高で推移。午後
になり、前日の終値を挟んで推移したが、終盤は金に軟化から小幅安に軟化した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが27〜8円安、プラチナスポットが36円
安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが2万0049枚、プラチナミニが1501枚、プラチナス
ポットが8900枚、パラジウムが0枚。
【ニューヨークプラチナは投機家は再度、買い姿勢を強める】
 プラチナ先限は小幅安。3日の夜に金先限が4月8日以来の安値をつけたことにつれ
安となったが、4675円で下げ渋った。金の戻りと歩調を合わせ、7日の午前中には
プラスサイドに浮上した。後半は2日の終値を挟んでもみあい後に4769円まで軟化
した。三角もちあいを形成しつあるとみる。
 ドル建て現物価格が960ドル台前半で強含みで推移していることは強気材料として
評価できる。4月30日現在、ニューヨークプラチナ市場で大口投機家の買い越しは6
797枚まで減少。ピーク時の4月9日の1万9007枚から3分の1程度まで急減。
ただ今月1月以降は再度、買い越し姿勢を強めているとみられる。4月の米雇用統計が
弱気の数字となったことは追い風。一段のドル安から金が堅調に推移なら970ドルを
目指す動きか。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上昇。朝方の957.64ドルから、962ドル台
まで上昇したのち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。午後1時前に959ドルで
買い拾われ、その後は堅調に推移。965ドルが抵抗線ながら、960ドル台前半で
推移。午後4時前に一時957ドルまで軟化しており、960ドル台を早期に回復でき
るかに注目したい。
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