プラチナ市況=プラチナは反発、円安・現物相場が堅調で強地合い緩まず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,570    +24    11,581   +42  : 2,317.23   - 2.98
銀          135.0    0.0     135.0  +1.5  : 2,733.00   + 8.00
プラチナ     4,855    +91     4,859   +87  :   976.22   +16.12
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   971.50   - 6.52
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.19   +0.68  ユーロ・ドル相場   1.0745  -0.0012
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まった。その後は、1ドル=155円台前半まで円安進行が支援
要因となり、先限は正午前に84円高で堅調に推移。午後に入っても現物相場が堅調に
推移から、強地合いは緩まず、87円高で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが77〜98円高、プラチナスポットが99
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万3985枚、プラチナミニが1074枚、プラチナス
ポットが9732枚、パラジウムが0枚。
【25年4月限が一代高値を更新、発会して日が浅いが買い方に有利】
 プラチナは前日の日本時間の午後9時頃から上伸の動きが強まった。日中取引で一段
高となり、4870円まで上昇し、先限足として4月15日以来の高値をつけた。4月
後半から大幅安になったが、早期に切り返す動きとなっている。
 発会して日が浅いが、25年4月限が一代高値を更新し、内部要因的にも買い方に有
利。4月26日に4500円の安値を付けた後、短期間で350円以上の値上がり。
25日移動平均線(4662円)から上方乖離率は約4.2%。5%近くまで上方乖離
になると、買い過剰感が台頭する。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、反落。朝方の978.42ドルから、980ドル台
まで上昇したのち、ドル安一服を受けて反落した。午後は973ドル台で買い拾われ、
午後4時前は976ドル台で推移。ニューヨークプラチナ市場で投機家が買い姿勢を強
め、先物価格に支援されているが、米金利の上昇には警戒すべき場面。
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