[今日の視点]貴金属=金が反落、米金融当局者のタカ派発言で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金はニューヨーク安を受けて売り優勢とな
ろう。銀はニューヨーク高と円安を受けて小幅高となろう。プラチナ系貴金属(PG
M)はプラチナが円安を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は7.85ドル安の
2309.38ドル、銀が2セント高の2735セント、プラチナが1.37ドル安の
974.85ドル、パラジウムは16.87ドル安の954.63ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=155.56/58円で、前営業日の
大引け時点から0.37円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1575円前後、銀は135.3円前後、プラチ
ナは4865円前後、パラジウムは4800円前後。
【NY金は米金融当局者のタカ派発言が圧迫】
 金はきのうの海外市場では、ドル安を受けて押し目を買われたが、米金融当局者のタ
カ派発言を受けて上げ一服となった。
 金は米金融当局者のタカ派発言が圧迫要因になった。米ボストン地区連銀のコリンズ
総裁は、インフレ率を米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すには米経済
活動の減速が必要とした。「インフレ率が持続的に2%に向かっているという確信が強
まるまで金融政策を現行水準で維持する必要があることを示唆している」と述べた。C
MEフェドウォッチで、米FRBの利下げは9月以降に開始され、年2回の利下げが見
込まれているが、米金融当局者のタカ派発言が続いている。
 イスラム組織ハマスは、パレスチナ自治区ガザ南部ラファ市の東部でイスラエル軍と
戦闘中だと明らかにした。世界保健機関(WHO)は、パレスチナ自治区ガザ南部で医
療機関向けの燃料はあと3日で枯渇すると明らかにした。一方、イスラエルのネタニヤ
フ首相は、バーンズ米中央情報局(CIA)長官と会談し、ハマスが受け入れたガザ休
戦案を拒否すると伝えた。米政権はイスラエルに対する一部の弾薬の供給を停止してお
り、今後の行方を確認したい。

 銀はきのうの海外市場では、ドル安を受けて押し目を買われたのち、金反落に上値を
抑えられた。
【プラチナはドル安で下げ一服】
 プラチナはきのうの海外市場では、戻りを売られる場面も見られたが、ドル安を受け
て下げ一服となった。
 プラチナはドル安を受けて下げ一服となったが、米金融当局者のタカ派発言が上値を
抑える要因である。市場で米連邦準備理事会(FRB)の年2回の利下げが見込まれて
いるが、米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、インフレ率を米連邦準備理事会(FR
B)の目標である2%に戻すには米経済活動の減速が必要とした。
<今日の予定>
●仏、スイス(キリスト昇天祭)
・中国貿易収支 2024年4月
・英中銀政策金利公表
・米新規失業保険申請件数
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。