ゴム午前=軟調、上海ゴムがマイナスサイドに転じる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。寄り付きでは、上海夜間の小幅高や日経平均株価の上昇を
受けて、買いが先行する限月が目立った。ただ、買い一巡後は、伸び悩みをみせた。中
盤に入ると、日中取引の上海ゴムがマイナスサイドに振れたことから、売りが先行して
いる。TSR20は出来ず。

 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比1.7安〜0.2円安。活発限月の
10月限は同0.7円安の308.6円、期先4月限は出来ず、推定出来高は462
枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは戻り売り】
 上海ゴムが売り優勢となっている。活発限月の10月限は、8日の取引では一時1万
4430元まで上昇したが、9日には1万4110元まで押し戻される場面があった。
チャート的には、節目の1万4500元手前で切り返された格好となっている。今日の
取引でも、前日の夜間取引ではプラスサイドで推移したが、日中取引に入ると、マイナ
スサイドに沈んでいる。戻り売り圧力が徐々に強まっているようだ。

 節目の1万4000元を割り込むと、3月8日の安値1万3800元や節目の1万
3500元を目指した展開となりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は売りが優勢となり、同
1.0〜0.5セント安で推移している。

 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比10元安の1万4175元で推移している。

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