日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の3万8290円(+0.65%)前後で推移。寄り付きは3万8450円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8435円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。その後はロングの動きが強まり、中盤にかけて3万8770円まで買われる場面も見られた。ただし、中盤以降は急速に軟化した。いったんは3万8300円辺りで強弱感が対立する動きとなったが、終盤にかけてロングを解消する動きが強まり、前場引け直後には3万8130円まで上げ幅を縮めた。 5月限オプションSQ(特別清算指数算出)に絡んだ商いは、日経平均型で1銘柄当たり3万5000株程度の買い越しと推測される。金額ベースでは日経平均型が415億円、TOPIIX型で118億円程度の買い越しだったもよう。SQ値は概算で3万8509.47円となる。日経平均株価は寄り付き後ほどなくして3万8500円を回復しSQ値を上回ってことで、ショートカバーの動きが強まったようだ。日経225先物は25日移動平均線を上回ったものの、同線をキープできなかったことで、その後の持ち高調整の動きが強まった。後場は東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算を見極めたいとのムードも強まりやすく、積極的な売買は手控えられよう。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.01倍に低下した。14.09倍まで上昇する場面も見られたが、その後はNTショートが入りやすい需給状況となり、一時13.99倍と14.00倍を下回った。 株探ニュース
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