●週間見通し原油、強弱評価で売買交錯か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は70ドル台後半で売買が交錯する展開になった。地政学リスクのプレミアム剥
落で一時76.89ドルまで下落したが、その後は需給ひっ迫評価で押し目買いが入
り、80ドルの節目に迫った。地政学リスクのプレミアム剥落でも、需給引き締まりに
は変化が生じないとの見方が優勢だった。ただし、週末を前に利食い売りが膨らみ、結
果的に大きな値動きには発展しなかった。米原油在庫の減少もポジティブ。
 今週は80ドル絡みで売買が交錯しよう。週末にイラクが減産延長に同意しないと表
明したことで、週前半は上値を抑えやすい。石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産
延長の基本シナリオに不確実性が生じている。OPECプラス内から更に減産延長に反
対の声が聞かれると、ファンドの持高調整によって直近安値76.89ドルを下抜く可
能性もある。一方で原油価格が大きく下げると減産延長の声が強まる見通し。イラク抜
きでの自主減産延長の選択肢もあり、大きく値を崩すには至らないだろう。需給引き締
まりの見通しが大きく変わる可能性は低く、押し目での物色妙味は維持される。14日に
OPEC月報、15日に国際エネルギー機関(IEA)月報が公表されることがイベン
トリスクになる。
 予想レンジは76.00〜81.50ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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