CFTC大口投機資金動向(5/7時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における5月7
日時点の大口投機家の売り越しは253万1507枚となり、前週の275万6621
枚8039枚から縮小した。取組高合計は4341万2721枚となり、前週から17
万3140枚(0.4%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.5%増、債券
合計が0.8%減、為替合計が3.3%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
2.3%増、エネルギー合計は1.3%増、金属合計は1.4%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って買い越しを縮小、債券で買い戻しが手じまい売りを上回って売り越しを縮小し
た。為替は買い戻しが手じまい売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、予想以下の米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)の年2回の利下
げ見通しが強まったが、米金融当局者のタカ派発言が相次いだ。ただ米新規失業保険申
請件数の増加で労働市場の減速に対する見方が強まると、ドル安に振れた。今週は4月
の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が13万4922枚売り越し(前週16万
8388枚売り越し)、ユーロは4590枚買い越し(同6777枚売り越し)、英ポ
ンドは2万1813枚売り越し(同2万8990枚売り越し)となった。ユーロは新規
買い、買い戻しが入って買い越しに転じた。

 商品市場では、原油はイスラエルのラファ攻撃が懸念されたことを受けて堅調となっ
たが、利食い売りが出て上げ一服となった。貴金属市場では、金が米新規失業保険申請
件数の増加や中東情勢の不透明感を受けて堅調となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が21万5444枚買い越し(前
週26万5461枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨ
ーク金は19万9567枚買い越し(同20万4210枚買い越し)に縮小、ニューヨ
ーク・プラチナは1万3660枚買い越し(同6797枚買い越し)に拡大した。金は
手じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規買い、買い戻しが入った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが3万1354枚売り越し(前週14万
3424枚売り越し)、大豆は6万0048枚売り越し(同16万2343枚売り越
し)に縮小した。コーン、大豆ともに新規買い、買い戻しが入った。前週のコーンは、
米需給報告の発表を控えて手じまい売りが出たが、需要見通しの引き上げを受けて下げ
一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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