ゴム午前=上伸、上海ゴム高や156円台半ばの円安を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、上伸。寄り付きでは、上海夜間の大幅高を受けて、大きく水準を
引き上げる限月が目立った。買い一巡後もしっかりと推移していたが、中盤に入ると、
日中取引の上海ゴムが上げ幅を縮小したことから、伸び悩みをみせている。TSR20
は出来ず。

 午前11時39分現在のRSS3号は前営業日比3.3〜5.9円高。活発限月の
10月限は同4.3円高の312.3円、期先4月限は出来ず、推定出来高は519
枚(前日夜間取引含む)。

【10月限は終値ベースで310円超なるか】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高や1ドル=156円台半ばの円安を背景
に買いが先行している。活発限月の10月限は、一時314.9円まで水準を引き上げ
る場面があった。だが、日中取引の上海ゴムが上げ幅を縮小すると、312円台まで押
し戻されている。
 10月限は、4月30日の取引でも317.6円まで上昇する場面があったが、戻り
叩かれ、同日の終値は307.0円となっている。今日の取引、終値ベースで310円
以下に抑え込まれると、310円超は売り場との思惑が高まり、目先、下攻めとなる可
能性がありそうだ。産地の生産が増加する時期だけに、戻り売りには注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず、TSR20は買いがやや優勢となり、同
0.4〜1.0セント高で推移している。

 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比205元高の1万4450元で推移している。

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