4月消費者物価指数はインフレ鈍化の兆候、4月小売売上高は消費鈍化の兆候を示し た。1ヵ月分の統計だけでは判断できないが、この二つの統計は利下げ判断を後押しす るものになった。マーケットでは9月の初回利下げを織り込む動きを強化しており、米 金利低下・ドル安圧力が発生している。明らかに欧米投資家がこれに指摘を受け、まと まった買いを入れた模様だ。3月以降の金相場の高騰は中国現物筋、中央銀行といった 実需に主導されたものであり、その間に欧米投機筋は積極的な売買を見送っていた。し かし、このまま利下げ期待を織り込む動きが強化されると、欧米投機筋も金市場の買い 手に復帰する可能性がある。仮に金上場投資信託(ETF)も買い越しに転じると、金 の売り手は不在の状況に変わることになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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