●論点解説金、金は売り手不在の状況に近づく=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 4月消費者物価指数はインフレ鈍化の兆候、4月小売売上高は消費鈍化の兆候を示し
た。1ヵ月分の統計だけでは判断できないが、この二つの統計は利下げ判断を後押しす
るものになった。マーケットでは9月の初回利下げを織り込む動きを強化しており、米
金利低下・ドル安圧力が発生している。明らかに欧米投資家がこれに指摘を受け、まと
まった買いを入れた模様だ。3月以降の金相場の高騰は中国現物筋、中央銀行といった
実需に主導されたものであり、その間に欧米投機筋は積極的な売買を見送っていた。し
かし、このまま利下げ期待を織り込む動きが強化されると、欧米投機筋も金市場の買い
手に復帰する可能性がある。仮に金上場投資信託(ETF)も買い越しに転じると、金
の売り手は不在の状況に変わることになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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