ゴム市況=堅調、ただし上海ゴムの軟化から上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                      TSR20
   2024/05      2024/10      2025/04         2024/06         2025/05
 326.3 + 1.4  327.9 + 1.7  320.0  +16.0     267.0  0.0     269.0   0.0
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    上海ゴム  9月限   14,825  +  15    (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、堅調。序盤は、上海夜間高を受けて、買いが先行する展開となっ
た。ただ、買い一巡後は、上値の重いとなり、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟
調に推移したことから売りが先行し、一部限月はマイナスサイドに沈んだ。ただ、終盤
は薄商いの中、しっかりと推移した。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比変わらず〜16.0円高。活発限月の10月限
は、同1.7円高の327.9円、期先25年4月限は、同16.0円高の320.0
円、総出来高は840枚。TSR20は全限が同変わらず。
【タイオファーは軟化】
 今日のタイオファー価格(FOB)は水準を引き下げている。タイ南部の天然ゴム主
要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は前日比同0.49バーツ安の86.97
バーツが提示されている。
 タイオファーは、8日に83.54バーツまで下落後、東南アジアの高温を受けて、
上昇傾向が続いていたが、上げ一服となった。今年秋以降はラニーニャ現象が発生する
とみられとり、ゴム市場も天候相場となりそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は期近安・期先高となり、
0.2セント安〜1.5セント高で推移している。
 上海ゴムは、総じて軟調。中心限月の10月限は、夜間取引では買いが優勢となり、
前営業日比180元高の1万4990元で夜間取引を終えた。だが、日中取引に入る
と、一転して売りが先行し、終盤はマイナスサイドに振れる場面もあった。

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