[今日の視点]貴金属=金は反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢
となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安と円高を受けて軟
調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は32.48ドル高
の2350.41ドル、銀が74セント高の3069セント、プラチナが16.45ド
ル安の1019.26ドル、パラジウムは21.86ドル高の927.89ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=156.16/18円で、前営業日の
大引け時点から1.12円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1834円前後、銀は156.4円前後、プラチナ
は5125円前後、パラジウムは4700円前後。
【NY金は米ISM製造業景気指数の低下が支援】
 金はきのうの海外市場では、米ISM製造業景気指数の低下やドル安を受けて買い優
勢となった。
 金は米ISM製造業景気指数の低下やドル安が支援要因になった。5月の米ISM製
造業景気指数は48.7と、4月の49.2から低下した。市場予想の49.6を下回
り、2カ月連続で低下した。新規受注指数が3.7ポイント低下の45.4と1年ぶり
の低水準となった。CMEのフェドウォッチでは、米連邦準備理事会(FRB)の9月
の利下げ確率が51.4%(前日47.0%)に上昇した。
 イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの最優先
課題はイスラム組織ハマスの壊滅であり、人質解放とともに追求すると述べた。サウジ
アラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、エジプトの外相は、パ
レスチナ自治区ガザでの戦闘休止に向けたバイデン米大統領の提案に「真剣かつ前向き
に」取り組むことが重要と述べた。米国務省のマシュー・ミラー報道官は、イスラム組
織ハマスに対し先週5月30日に提示した休戦案についてハマスからまだ回答を受け取
っていないと述べた。
 銀はきのうの海外市場では、欧州時間からのドル安や金堅調を受けて押し目を買われ
た。
【プラチナは手じまい売りが圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、手じまい売りが出て軟調となった。
 プラチナは手じまい売りが圧迫要因になった。ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総
裁が「政策金利は当面の間、現状の水準で維持されるべき」と述べたことを受け、時間
外取引から軟調となった。5月の米ISM製造業景気指数が2カ月連続で低下し、成長
鈍化の懸念が強まり、ダウ平均株価が下落した。ドル安に振れたことは下支え要因だ
が、ドル建て現物相場は5月24日の安値を割り込み、テクニカル面で悪化した。
<今日の予定>
・独雇用統計 2024年5月(連邦雇用庁)
・米耐久財受注 2024年4月確報値(商務省)
・米製造業新規受注 2024年4月(商務省)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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