原油相場は80ドル台に乗せた直後だったが、75ドルを割り込む荒れた展開になっ ている。石油輸出国機構(OPEC)プラス会合については、ポジティブ材料との評価 は殆ど聞かれない状況になっている。OPECプラスとしては2025年にかけて減産 継続方針を示すことで需給引き締まりに対する信頼感を高めたかったのだろうが、今年 10〜12月期に留まらず来年の減産規模縮小計画まで発表するのは、明らかに先走り 過ぎだった。今後の需要動向をみて慎重な対応を行うべきだったのが、各国の生産枠割 り当ても詳細に決めたことには違和感が強い。ただし、これが今年後半にかけての需給 引き締まり見通しに修正を迫るかは別問題であり、大手金融機関からは目立った弱気評 価は示されていない。7〜9月期は現在の減産規模が維持される計画になっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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