欧州政治が不安定化している。フランスではマクロン大統領が解散・総選挙を発表 し、6月30日に第一回投票が行われる。事前の世論調査だと、与党は極右政党と左派 連合に次ぐ第3位に留まっている。いずれも過半数には届かないが、反移民や反欧州連 合(EU)など、既存の枠組みを否定するような動きが活発化しており、今後の政治環 境が読みづらい状況になっている。財政環境への影響も懸念されている。欧州の政治リ スクの高まりは、安全資産としての金に対してはポジティブである。一方、それがユー ロ安・ドル高要因として機能すると、ドル建て金相場の上値圧迫要因になる。実際に前 週は米長短金利低下でもドル高圧力が発生したことが、金相場の上昇力を限定した。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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