NY金・銀市況=続伸、予想以下の米住宅着工件数などが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 8)  2344.2     2379.5      2338.5      2369.0     + 22.1
          (24/12)  2389.3     2425.0      2384.9      2414.7     + 22.4
   銀     (24/ 7)  2961.5     3084.5      2941.0      3082.1     +125.7
         (23/ 9)  2992.5     3117.0      2973.0      3114.8     +126.5
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           251,340       160,882       444,663        (+  5,452)
  銀          168,062        94,126       176,837        (+    480)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,134.76  + 299.90
     前日  157.79/81   1.0739/41   ・ナスダック         17,721.59  - 140.64
     本日  158.85/87   1.0703/05   ・10年米国債利回り      4.25  +   0.03
・NY原油  (24/ 7)   82.17 + 0.60  ・SPDR保有金残高    825.31      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は金は22.1〜23.4ドル高、中心限
月の8月限が22.1ドル高、銀が125.7〜131.6セント高、中心限月の7月
限は125.7セント高。
 金8月限は続伸。時間外取引では、押し目買いなどが入って堅調となった。欧州時間
に入ると、ドル高を受けて上げ一服となった。日中取引では、予想以下の米住宅着工件
数などを受けて買い優勢となった。
 銀7月限は、予想以下の米住宅着工件数や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金8月限は続伸。時間外取引では2338.5〜2359.2ドルのレ
ンジで推移、前日比5.9ドル高の2352.8ドルとなった。8月限は安寄りしたの
ち、押し目買いなどが入って堅調となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて上げ一
服となった。
 日中取引では、予想以下の米住宅着工件数などを受けて買い優勢となった。時間外取
引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って2379.5ドルまで上昇し
た。買い一巡後はドル高に上値を抑えられたが、押し目は買われた。
 5月の米住宅着工件数は前月比5.5%減の127万7000戸と、2020年6月
以来の低水準となった。事前予想は138万件。住宅ローン金利の高止まりが響いた。
ただ米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、金融当局はインフレ率を目標の2%へと
引き下げるとしつつ、それには1、2年かかる可能性が高いとの見解を示した。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で2941.0〜3054.0セントのレンジ
で推移し、前日比79.6セント高の3036.0セントとなった。7月限は高寄りし
たのち、金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて上げ一
服となった。
 日中取引では、予想以下の米住宅着工件数や金堅調を受けて買い優勢となった。時間
外取引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って3084.5セントまで上
昇した。
 6月19日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比3万5784オンス減の
1757万9908オンス、銀は48万5725オンス増の2億9682万3998オ
ンス。

今日の材料
・6月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス14.0と、前月のマイナス
14.3から0.3ポイント改善した。市場予想はマイナス13.6だった。
・独IFO経済研究所は、2024年の国内総生産(GDP)成長率見通しを前年比
0.4%に引き上げた。3月に公表した前回予測では0.2%としていた。
・イングランド銀行は、7月初めに選挙を控える中、政策金利を7会合連続で16年ぶ
り高水準の5.25%に据え置いた。
・スイス国立銀行は、政策金利を1.50%から0.25%ポイント引き下げ
1.25%とすると発表した。3月に続く2会合連続の利下げとなる。ジョルダン中銀
総裁は、最近のスイスフランの上昇に対し、市場介入する姿勢を示した。
・6月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は1.3と事前予想の5.0を下回っ
た。前月は4.5。
・米新規失業保険申請件数は前週比5000件減の23万8000件と、前週の大幅増
から減少に転じた。労働市場は緩やかに減速しつつあるものの、なお堅調を維持してい
る兆候を示唆した。
・5月の米一戸建て住宅の着工件数は年率換算で前月比5.2%減の98万2000戸
と、昨年10月以来の水準に落ち込んだ。住宅ローン金利の高止まりが響いた。
・米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、金融当局はインフレ率を目標の2%へと引
き下げるとしつつ、それには1、2年かかる可能性が高いとの見解を示した。
・イエレン米財務長官は、バイデン大統領はインフレ抑制を政権の最優先事項に掲げて
いると述べた。
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