原油相場は需給ひっ迫の織り込みが続いている。80ドル台から更に急伸するまでの エネルギーは欠いているが、80ドル台に対する過熱感や割高感は乏しい。今週の米原 油在庫の市場予想だと、前週に続いて在庫の取り崩しが報告される見通しであり、実際 に在庫の取り崩しが確認できると需給ひっ迫の織り込みは強化されよう。 一方、中東ではイスラエルのネタニエフ首相がハマスとの戦闘がピークを過ぎたとの 認識を示す一方、ヒズボラとの戦闘に軍隊の割り振りを行う可能性を示唆している。ハ マスとの戦闘で成果が上がっていることで、対ヒズボラへの戦闘にシフトしていく可能 性がある。直ちに原油供給に大きな混乱は生じないが、ヒズボラを支援するイランの対 応も含めて、地政学環境は改めて不確実性を増している。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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