【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における6月 18日時点の大口投機家の売り越しは325万0219枚となり、前週の347万 0872枚から縮小した。取組高合計は4426万1834枚となり、前週から14万 8148枚(0.3%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が14.4%増、債 券合計が0.4%減、為替合計が12.0%減となった。商品市場の取組高は、穀物合 計が0.6%増、エネルギー合計は2.6%減、金属合計は0.4%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを 上回って売り越しを拡大、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。為 替は手じまい売りが買い戻しを上回って売り越し(ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、予想以下の米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が 高まったが、米総合購買担当者景気指数(PMI)の上昇をきっかけに利下げ期待が後 退した。今週は5月の米個人消費支出(PCE)デフレータの発表がある。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が14万7753枚売り越し(前週13万 8579枚売り越し)、ユーロは7951枚買い越し(同4万3644枚買い越し)、 英ポンドは4万7621枚買い越し(同5万2121枚買い越し)となった。ユーロは 手じまい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。 商品市場では、原油がドライブシーズンによる需要増加期待やイスラエルとヒズボラ の緊張の高まりを受けて堅調となった。貴金属市場では、金が米連邦準備理事会(FR B)の利下げ期待を受けて堅調となったが、米総合購買担当者景気指数(PMI)の上 昇をきっかけに急落した。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が24万6849枚買い越し(前 週23万3484枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ ーク金は24万3084枚買い越し(同23万3926枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは1万5864枚買い越し(同1万5698枚買い越し)に拡大した。金は新 規買いが新規売りを上回り、プラチナは買い戻しが手じまい売りを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが7万6711枚売り越し(前週10万 1032枚売り越し)に縮小、大豆は7万4302枚売り越し(同5万6345枚売り 越し)に拡大した。コーンは新規買い、買い戻しが入り、大豆は新規売りが新規買い を上回った。前週のコーンは、米産地の順調な生育や輸出の落ち込みを受けて売り優勢 となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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