貴金属は、金が小動きで寄り付く見通し。金はニューヨーク安と円安を受けて小動き となろう。銀はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢となろう。プラチナ系貴金属 (PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は13.16ドル高 の2297.90ドル、銀が8セント安の2871セント、プラチナが21.72ドル 高の1012.67ドル、パラジウムは10.34ドル安の928.63ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=160.70/72円で、前営業日の 大引け時点から0.90円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1905円前後、銀は151.4円前後、プラチナ は5240円前後、パラジウムは4800円前後。 【NY金は米国債の利回り上昇が圧迫】 金はきのうの海外市場では、米国債の利回り上昇を受けて売り優勢となった。 金は米国債の利回り上昇が圧迫要因になった。オーストラリアの消費者物価指数(C PI)の伸びが加速したことなどを受けてインフレ高止まりに対する警戒感が強まっ た。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、米国債の利回りが上昇した。 一方、米新築一戸建て住宅販売が減少したが、住宅ローン金利の上昇が指摘され、金の 反応は限られた。 JPX金は円安が下支え要因である。米国債の利回り上昇を受けて円相場は1ドル= 160円台後半の円安に振れた。神田財務官は、足元の為替相場について「最近の急速 な円安の進行に関しては深刻な懸念を有しており、高い警戒感をもって市場の動向を注 視している」と言及した。 銀はきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となったが、買い戻さ れて下げ一服となった。 【プラチナはテクニカル要因の買いが支援】 プラチナはきのうの海外市場では、テクニカル要因の買いが入って一段高となった。 プラチナはテクニカル要因の買いが支援要因になった。米国債の利回りが上昇し、ド ル高に振れたが、米新築一戸建て住宅販売の減少を受けて押し目買いが入ると、買い戻 されて上値を伸ばした。ただ上海プラチナの出来高減少やプラチナETF(上場投信) からの投資資金流出が上値を抑える要因である。 <今日の予定> ・小売業販売額 2024年5月速報(経済産業省) ・中国工業利益 2024年5月(国家統計局) ・米国内総生産 2024年1-3月期確報値(商務省) ・米卸売在庫 2024年5月速報値(商務省) ・米耐久財受注 2024年5月速報値(商務省) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米中古住宅販売仮契約指数 2024年5月(全米不動産協会) MINKABU PRESS 東海林勇行
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