日経225先物は11時30分時点、前日比340円安の3万9280円(-0.85%)前後で推移。寄り付きは3万9340円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9415円)を下回り、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万9420円を高値に下へのバイアスが強まり、中盤には一時3万9190円まで売られる場面もみられた。終盤にかけては下げ渋る動きとなり、3万9200円~2万9300円辺りでの推移となった。 日経225先物は、前日の大幅な上昇による過熱感が警戒されやすいなか、マイクロン・テクノロジーの時間外取引での急落を受けて、ショート優勢の流れとなったようだ。グローベックスのナスダック100先物が弱い値動きで推移していることも、ショートを仕掛けやすくさせた。日経225先物は一時3万9190円まで売られ、週足のボリンジャーバンドの+1σに接近しており、過熱感は和らぐ形である。マイクロンの決算を受けた米国市場の反応を見極めたいとして強いリバウンドは期待しづらいところだが、過熱を冷ます調整としては一巡したとみられ、短期的にはショートカバー狙いに向かわせよう。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.06倍に低下した。一時14.04倍まで下げており、25日移動平均線(14.06倍)を下回った。その後は同線で下げ渋る動きをみせており、底堅さが意識されてくると、NTショートを巻き戻す動きに向かわせそうだ。 株探ニュース
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