貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優 勢となろう。銀は金堅調につれ高となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが ニューヨーク安を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は27.54ドル高 の2326.46ドル、銀が21セント高の2893セント、プラチナが23.10ド ル安の984.50ドル、パラジウムは6.70ドル高の933.30ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=160.73/75円で、前営業日の 大引け時点から0.34円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万2060円前後、銀は152.0円前後、プラチナ は5135円前後、パラジウムは4800円前後。 【NY金は米国債の利回り低下やドル安が支援】 金はきのうの海外市場では、米国債の利回り低下やドル安を受けて買い優勢となっ た。 金は米国債の利回り低下やドル安が支援要因になった。5月の米耐久財受注は前月比 0.1%増だった。4月分は0.2%増と前回発表の0.6%増から下方改定された。 民間設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は5月に 0.6%減った。市場予想は0.1%増だった。米新規失業保険申請件数は前週比 6000件減の23万3000件となり、労働市場の大きな変化に対する懸念が緩和す る可能性が示唆された。予想は23万6000件だった。継続受給件数は1万8000 件増の183万9000件と、2021年11月下旬以来の高水準となった。第1四半 期の米実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比1.4%増と、改定値の 1.3%増から若干上方改定された。第4四半期の3.4%増から急激に鈍化したこと が確認された。 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は、インフレ圧力が依然として高いこと から、FRBの利下げを支持する用意はまだないと改めて表明した。米アトランタ地区 連銀のボスティック総裁は、インフレは「正しい方向に進んでいる」もようとし、連邦 準備理事会(FRB)が年内に利下げに着手できる可能性があるという認識を示した。 銀はきのうの海外市場では、米国債の利回り低下や金堅調が支援要因になったが、ド ル安一服を受けて上げ一服となった。 【プラチナは戻りを売られる】 プラチナはきのうの海外市場では、戻りを売られて軟調となった。 プラチナはテクニカル要因の買いが一巡し、戻りを売られた。26日にニューヨーク の指定倉庫在庫が減少し、実需筋の買い戻しが入った。1000ドル台で戻りを売られ た。前日は米国債の利回りが低下し、ドル安に振れたが、今夜の米個人消費支出(PC E)デフレータの発表を控えて手じまい売りが出た。またプラチナETF(上場投信) から投資資金が流出しており、米連邦準備理事会(FRB)の高金利維持に対する懸念 が上値を抑える要因になった。 <今日の予定> ・労働力調査(失業率) 2024年5月(総務省) ・鉱工業生産指数 2024年5月速報(経済産業省) ・英国内総生産 確報値 2024年1-3月期(国立統計局) ・独雇用統計 2024年6月(連邦雇用庁) ・米個人所得・支出 2024年5月(商務省) ・シカゴ購買部協会景気指数 2024年6月(シカゴ購買部協会) ・米消費者信頼感指数 2024年6月確報値(ミシガン大) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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