修正:石油週間展望=中段もみ合いとなる可能性、イスラエルとヒスボラ交戦

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
          [7月1日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)     6 月 24 日〜 6 月 28 日
                始  値    高  値        安  値       帳入値    前週末比
ガソリン  先限   81,000    83,000(24)    83,000(24)   83,000        ±0
灯  油  先限   81,500    81,500(24)    81,500(24)   81,500        ±0
原  油 11月限  80,230    82,380(28)    80,000(24)   82,290     +1,910
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                                        6 月 24 日〜 6 月 27 日
<海外原油> 週間4本値 始 値  高  値      安 値     終値   前週末比
  NY原油  8 月限      80.45    82.04(27)    80.18(26)   81.74    +1.01
ブレント原油  8 月限      84.99    86.50(27)    84.47(26)   86.39    +1.15
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28日 東京時間の午後3時15分現在 ドル・円 160.94 前週末比 1.98円の円安
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【前週のレビュー】ニューヨーク原油8月限は61.8%戻しの80.37ドルを突破
した。次の上値目標は78.6%戻しの82.52ドルになる。日柄的には、22日が
満月(ただし土曜日で営業日ではない)ため、その辺りが目先の天井を付ける時間帯に
なる可能性があるとした。

【NY原油は中段もみ合いとなる可能性】
 ニューヨーク原油8月限は高値圏のもみ合いの様相。前回の当欄で指摘した次の上値
目標となる78.6%戻しの82.52ドルを突破できない一方、61.8%戻しの
80.37ドルが下値支持となっている。
 日柄的には、22日辺りの満月天井を予想したが下落しなかったことで、現状のもみ
合いが上昇途中の中段もみ合いとなる可能性が高まっている。6月最終週に上抜けでき
ないようなら(29日が上弦)、7月4日の米独立記念日明けの6日が新月(ともに土
曜日で営業日ではない)ため、その辺りまでもみ合いが続く可能性もある。
 いずれにせよ、80ドル地相場のムードが強まっているので、それを割り込まない限
り、押し目買いスタンスが奏功するような相場展開となりそうだ。
 材料的には、イスラエルとレバノンのヒスボラの交戦状態が拡大して、全面戦争に突
入することが懸念されている。特にイランを巻き込んで実際の原油の供給懸念が浮上し
た場合は噴き上げる可能性がある。
 ただドライブシーズンにも、直近の米エネルギー情報局(EIA)の週報で、原油、
ガソリン在庫ともに増加しており、特にガソリン在庫は3月末以来の高水準となってい
る。週報ベースの数値に一喜一憂するわけではないが、今年は米大統領選挙年で、ガソ
リン価格の抑制がひとつの目標となっていることも頭の中に入れておきたい。

 外部要因を見ると、ニューヨークダウ平均株価は引き続き高値圏のもみ合いとなって
おり、直近は3万9000ポイント台を維持している。
 ドルインデックスは、ドル高基調となっており、105ポイント台後半まで戻してい
る。

【5月のインドのロシア産原油輸入は過去最大】
 統計物では、前回の当欄で、5月の中国のロシア産原油輸入が昨年10月以来の低水
準になったことを指摘したが、ウクライナ侵攻後のもう一つのロシア産原油の輸入大国
となっているインドの5月のロシア産原油輸入は過去最大となった。
 ロイター通信によると、5月のインドのロシア産原油輸入は日量210万バレルと、
前月比14.7%増、前年同月比5.9%増と過去最大となった。なお同国の原油輸入
全体に占めるロシア産のシェアは41%に達している。
 なお7月8日にインドのモディ首相が訪ロして、露印首脳会談が予定されている。そ
の直前の7月3〜4日には、カザフスタンで上海協力機構(SCO)首脳会議が開催さ
れるため、露中首脳会談も予定されている。

【米国在庫、原油とガソリン在庫が増加=EIA週報】
 直近のEIAの週報によると、米国の原油在庫は前週比359万1000バレル増の
4億6070万バレル。ガソリンは同265万4000バレル増の2億3389万バレ
ル。留出油は37万7000バレル減の1億2126万バレルとなった。原油とガソリ
ン在庫が増加していた。
 なお製油所稼働率は92.2%まで低下。ガソリン需要の4週間移動平均で908万
5000バレルまで減少した。

【東京原油、ガソリンのテクニカル分析】
 東京原油の6番限である11月限は一代高値を更新中。上昇しているボリンジャーバ
ンドの1シグマ(8万0500円辺り)と2シグマ(8万3330円辺り)の間で上昇
のバンドウォークが続き、8万2000円台に乗せてきた。
 ガソリン先限は名目値で8万3000円の横ばいが続いている。

【NY原油のテクニカル分析】
 ニューヨーク原油8月限は80〜81ドル台を中心としたもみ合い続く。直近は上昇
中のボリンジャーバンドの1シグマ(80.81ドル辺り)が支持線となっている。

<当面の予定>
30日【経済】中国製造業購買担当者景況指数 2024年6月(中国物流購買連合会)
   【経済】中国非製造業購買担当者景況指数 2024年6月(中国物流購買連合会)

 1日【経済】短観 概要及び要旨 6月調査(日本銀行)
   【経済】新車登録台数 2024年6月(自販連)
   【経済】軽自動車新車販売速報 2024年6月(全軽自協)
   【決済】プラッツドバイ原油 2024年6月限(東京商品)
   【発会】プラッツドバイ原油 2025年9月限(東京商品)
   【経済】中国製造業購買担当者景況指数 2024年6月(財新)
   【経済】ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年6月確報(Markit)
   【経済】独消費者物価指数 2024年6月速報(連邦統計庁)
   【経済】英マネーサプライ 2024年5月(BOE)
   【経済】米建設支出 2024年5月(商務省)
   【経済】米製造業景況指数 2024年6月(ISM)

 2日【経済】ユーロ圏消費者物価指数 2024年6月速報(EUROSTAT)
   【経済】ユーロ圏雇用統計 2024年5月(EUROSTAT)
   【経済】米新車販売台数 2024年6月(Autodata)
   【工業】米週間石油統計(API)

 3日【工業】原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
   【工業】石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
   【経済】中国サービス業購買担当者景況指数 2024年6月(財新)
   【経済】ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年6月確報(Markit)
   【経済】ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2024年6月確報(Markit)
   【経済】ユーロ圏生産者物価指数 2024年5月(EUROSTAT)
   【経済】米住宅ローン申請指数(MBA)
   【経済】米雇用統計 2024年6月(ADP)
   【経済】米貿易収支 2024年5月(商務省)
   【経済】米新規失業保険申請件数(労働省)
   【経済】米耐久財受注 2024年5月確報値(商務省)
   【経済】米製造業新規受注 2024年5月(商務省)
   【経済】米非製造業景況指数 2024年6月(ISM)
   【経済】米FOMC議事録公表 6月11-12日(FRB)
   【工業】米週間石油統計(EIA)

 4日【経済】対外及び対内証券売買契約等の状況 6月23日-6月29日(財務省)
   【経済】独製造業受注 2024年5月(経済技術省)
   【休日】米独立記念日

 5日【経済】全世帯家計調査・消費支出 2024年5月(総務省)
   【経済】景気動向指数 2024年5月速報(内閣府)
   【経済】ユーロ圏小売売上高 2024年5月(EUROSTAT)
   【経済】独鉱工業生産指数 2024年5月(経済技術省)
   【経済】仏国際収支 2024年5月(フランス銀行)
   【経済】仏貿易収支 2024年5月(INSEE)
   【経済】仏鉱工業生産指数 2024年5月(INSEE)
   【経済】米雇用統計 2024年6月(労働省)
   【商品】全米石油堀削稼動数(米ベーカーフューズ)

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*投資や売買については御自身の判断でお願いします。
*上表の海外原油4本値と為替を上記に修正しました。

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