<大豆> シカゴ大豆11月限は1101セントまで下落となり、同限月として21年8月以来 の水準まで下落した。21年8月は期先で商いがほとんどなかったため、6月の下落は 事実上、一代安値を更新する下落。1100セントを支持線に下げ渋る動きを見せてい る。生育初期段階の5月は1200セント台で高下していたが、米産地での順調な生育 ペースや良好な作柄を受けて天候リスクによる上げ幅が剥落した形となっている。 米産地では6月最終週となる今週に寒冷前線が到来して気温が低下しているうえ、土 壌水分も過剰な地域、不足気味の地域でそれぞれ環境改善に向かう天気が予想されてい る。また、輸出が低迷するなかでのドル高基調と、大豆市場にとって弱材料となる要因 が目立つ状況が続いている。 大豆は7月中旬以降の時期に天候リスクに対する警戒感が最も強まるが、現時点では 良好な生育が見込まれることが重石となり1100セント台前半で低迷が続くことにな りそうだ。ただ28日に発表の四半期在庫、作付け面積の反応次第で流れが変わる可能 性があり、注意したい。 <コーン> シカゴコーン12月限は下値を探る足取りが続き、27日に同限月としては出来高が 少なかった21年8月以来の安値となる433セントまで下落した。事実上の一代安値 更新ともいえ、安値模索の展開が続いている。 米国産コーンの生育ペースは平年を上回るなど順調であることに加え、23日時点の 作柄は前週よりは悪化したが、良以上が69%と比較的高水準を維持。また、6月26 日以降は寒冷前線の到来を受けて米産地の一部で気温が低下したほか、恵みの雨が降る 一方では土壌水分が過剰な地域では土壌水分の乾燥が促されるなど、生育に適した環境 が続いている。 現在、米国産コーンはシルキング期を迎えつつあるが、開花〜受粉と生産量に最も影 響がある時期に生育に適した天気が広がっていることで天候リスクに対する懸念が後退 する一方、豊作期待が高まっている。 米利下げ着手観測の後退に伴うドル高傾向が好調な輸出に影響することも警戒される なか、高温乾燥懸念が強まらない限り上値を抑制されるなか3年ぶりの安値水準での低 迷が続くと予想される。大豆と同様に28日に発表の四半期在庫、作付け面積の反応次 第で流れが変わる可能性があり、注意したい。 <小豆> 取組がゼロの状態は変わらず、手出し難継続となっている。 MINKABU PRESS
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