ゴム午前=買い先行、上海ゴム一段高で上げ幅を拡大する限月が目立つ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、買い先行。寄り付きは、上海夜間の上昇を受けて、堅調に推移し
た。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一段高となったことから、上げ幅を拡大する
限月が目立っている。TSR20は出来ず。

 午前11時48分現在のRSS3号は前営業日比0.1〜6.0円高。活発限月の
12月限は同6.0円高の334.4円、期先25年6月限は出来ず、推定出来高は
506枚(前日夜間取引含む)。

【12月限はレンジ上限を試すか】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高を手掛かりに買いが先行している。活発
限月の12月限は、一時334.5円まで水準を引き上げた。現状、12月限は、32
5〜340円前後でのレンジ相場となっている。日中取引の上海ゴム次第では、6月2
5日の高値338.8円を試す可能性もありそうだ。
 ただ、産地相場をみると、タイオファーは80バーツ割れは回避されているが、戻り
も鈍い。天候不順懸念が後退している。産地相場が本格的な反発場面も迎えなければ、
JPXゴムRSS3号の戻りも叩かれる可能性が高いとみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は買いが先行し、0.8〜
1.2セント高。

 上海ゴムは買い先行。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営
業日比145元高の1万5055元で推移している。

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