[今日の視点]貴金属=金は反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優
勢となろう。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PG
M)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は0.30ドル安の
2330.43ドル、銀が18セント高の2955セント、プラチナが17.89ドル
高の998.19ドル、パラジウムは33.69ドル高の1013.76ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=161.43/45円で、前営業日の
大引け時点から0.25円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万2115円前後、銀は154.0円前後、プラチナ
は5185円前後、パラジウムは5100円前後。
【NY金は米JOLTS求人件数の増加が圧迫】
 金はきのうの海外市場では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のディスイン
フレ発言が支援要因になったが、米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の増加を受け
て戻りを売られた。
 金は米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の増加が圧迫要因になった。パウエル米
連邦準備理事会(FRB)議長は、欧州中央銀行(ECB)主催の会合で、米国は「デ
ィスインフレの道」に戻ったものの、FRBは利下げに着手する前にインフレが鈍化し
ているとの「確信を持ちたい」とし、一段のデータを確認する必要があるという見解を
示した。一方、5月の米JOLTS求人件数は22万1000件増の814万件と、過
去2カ月の大幅な減少から増加に転じた。市場予想は791万件。ただ経済活動の減速
を背景に解雇件数は増加した。
 6月のユーロ圏の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比2.5%上昇と、5月
の2.6%上昇から小幅に鈍化した。伸び率は市場予想と一致した。欧州中央銀行(E
CB)のラガルド総裁は、ユーロ圏でサービス価格の上昇が続いているものの、6月の
インフレ鈍化は正しい方向への一歩になるとの見方を示した。
 銀はきのうの海外市場では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のディスイン
フレ発言によるドル安を受けて買い優勢となった。
【プラチナはドル安が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のディ
スインフレ発言によるドル安を受けて買い優勢となった。
 プラチナはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のディスインフレ発言によるド
ル安が支援要因になった。同議長は、米国は「ディスインフレの道」に戻ったと述べ
た。5月の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の増加を受けてドル安が一服した
が、ドル安が再開すると、プラチナの押し目は買われた。一方、上海プラチナの出来高
が増加しており、1000ドル割れで中国勢の押し目買いが入った。ただニューヨーク
のプラチナETF(上場投信)残高は引き続き減少した。
<今日の予定>
・中国サービス業購買担当者景況指数 2024年6月(財新)
・ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年6月確報(Markit)
・ユーロ圏生産者物価指数 2024年5月(EUROSTAT)
・全米雇用報告 2024年6月(ADP)
・米貿易収支 2024年5月(商務省)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米耐久財受注 2024年5月確報値(商務省)
・米製造業新規受注 2024年5月(商務省)
・米非製造業景況指数 2024年6月(ISM)
・米FOMC議事録公表 6月11-12日(FRB)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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