原油相場は、1)需給ひっ迫見通しと2)中東地政学リスクの二つをどこまで織り込 むのかが問われる局面になる。需給に関しては7〜9月期のひっ迫状態についてはほぼ 確実視される状況にある。供給水準が大きく変わらない状態で季節的な需要が拡大すれ ば、4〜6月期の需給がほぼ均衡状態に対して供給不足を想定するのは難しくない。一 方で、10月移行は石油輸出国機構(OPEC)の減産規模縮小が始まる。その際にも 需給ひっ迫状態を維持できるのかについては、不透明感もある。OPECプラスの減産 枠は毎月縮小されるため、それを相殺するような需要拡大の有無が焦点になる。このた め、期近限月が買われる一方、期先限月に関しては慎重ムードが残された状態になって いる。短期需給の引き締まり観測の強さの一方、先行きに関しては慎重な見方も根強い ことが窺える。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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