ゴム午前=軟調、上海ゴムの下落を受け活発限月の12月限は320円割れ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きは、上海夜間の下落を受けて、水準を引き
下げる限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが安値圏でもみ合いとなっ
ていることから、売り物がちの展開となっている。活発限月の12月限は節目の320
円を割り込んだ。TSR20は出来ず。

 午前11時33分現在のRSS3号は前営業日比6.1円安〜変わらず。活発限月の
12月限は同6.0円安の318.1円、期先25年6月限は同変わらずの320.0
円、推定出来高は797枚(前日夜間取引含む)。

【12月限が320円割れ】
 活発限月の12月限は、寄り付き直後に317.9円まで下落し、節目の320円を
しっかりと割り込んだ。その後の戻りも限られている。12月限は、下落した4日、5
日の取引で取組高が増加しており、新規売りが出たとみられる。320円以下の水準
は、取組高が少なく、特に目立った支持線も見当たらないだけに、値が飛ぶことも予想
される。12月限は、目先、下値を模索しそうだ。
 また、上海ゴムの中心限月9月限も、夜間取引で一時1万4515元まで下落するな
ど、下値追いの展開となっている。日中取引に入ったも、戻りは限られており、上海ゴ
ムの下落は、JPXゴムRSS3号の売り圧力を強めるだろう。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は売りが先行し、4.5〜1.9セント安。TSR
20は方向感なく推移し、0.1セント安〜0.6セント高。

 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比135元安の1万4590元で推移している。

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