ゴム午前=まちまち、上海ゴムの軟化から一部限月がマイナスサイドに沈む

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きは、上海夜間が小幅高となったことや、ド
ル・円がやや円安に振れていることを受けて、しっかりと推移した。だが、中盤に入る
と、日中取引の上海ゴムが軟化したことから、一部限月がマイナスサイドに沈んでてい
る。TSR20は出来ず。
 午前11時36分現在のRSS3号は前営業日比1.1円安〜1.7円高。活発限月
の12月限は同0.9円高の320.5円、期先25年6月限は出来ず。推定出来高は
608枚(前日夜間取引含む)。

【中国の消費者物価指数は5カ月連続で上昇だが】
 日本時間の午前10時30分に中国国家統計局が発表した6月の消費者物価指数(C
PI)は前年同月比で0.2%上昇となり、5カ月連続でプラスとなった。ただ、5月
の0.3%上昇から上昇率が低下している。物価上昇の要因としては、中国での消費が
多い豚肉は同18.1%上昇したことが挙げられる。食品全体では、2.1%の低下と
なっており、景気の弱さが見て取れる。
 なお、同時に発表した6月の生産者価指数(PPI)は同0.8%低下となり、1年
9カ月連続で前年同月を下回った。ただ、マイナス幅は5月の1.4%から縮小した。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが優勢となり、1.6
〜1.3セント安。

 上海ゴムは総じて小安い。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、
前営業日比35元安の1万4610元で推移している。

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