プラチナ午前=プラチナが続落、円高などが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナは円高を受けて売り優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落や円高を受けて軟調となった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが80〜58円安、プラチナミニが
82.0円安〜32.0円高、プラチナスポットが54円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが9717枚、プラチナミニが884枚、
プラチナスポットが1431枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは買い戻し主導で上昇】
 プラチナは欧州時間に買い戻し主導で上昇した。950ドルを割り込み、売られ過ぎ
菅が出ている。中国経済に対する懸念が圧迫要因だが、上海プラチナの出来高が増加
し、中国勢の安値拾いの買いが入っている。ただドル安一服に上値を抑えられた。
 中国人民銀行は、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を2.5%から2.3%に引
き下げた。22日に主要な短期政策金利である7日物リバースレポ金利と銀行貸出金利
の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を引き下げたことに続
いた措置であり、先行き懸念が残っている。
 プラチナ先限は4657円まで下落した。ドル建て現物相場の下落と円高が圧迫要因
になった。円相場は1ドル=152円台後半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の949.60ドルから、金急落につれ
安となった。
 午前11時現在、プラチナは943.36ドル、パラジウムが918.82ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが948.50ドル、パラジウムが927.76
ドル。
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