金・銀午前=金が大幅続落、現物安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が大幅続落。金はドル建て現物相場の下落と円高を受けて買い優勢で始まった。そ
の後は、円高進行やドル建て現物相場の急落を受けて一段安となった。銀はニューヨー
ク安と円高を受けて売り優勢となった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が352〜333円安、金ミニが
344.0〜217.0円安、ゴールドスポットが162円安、銀が4.0〜3.0円
安。
 午前11時3分現在の出来高は、金が4万5329枚、金ミニが9831枚、ゴール
ドスポットが1万2995枚、銀が18枚。
【NY金は予想以下の米新築住宅販売もドル安一服が圧迫】
 金はドル安一服をきっかけに利食い売りが出た。6月の米新築一戸建て住宅販売戸数
は年率換算で前月比0.6%減の61万7000戸と、昨年11月以来7カ月ぶりの低
水準となった。市場予想は64万戸だった。一方、7月の米総合購買担当者景気指数
(PMI)速報値は55.0と、2022年4以来、2年3カ月ぶりの高水準となっ
た。また7月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.1
となり、前月の50.9から予想外に低下した。欧州中央銀行(ECB)の9月利下げ
の見方が強く、ユーロ高は続かいないとみられ、ドル安一服をきっかけに金が急落し
た。CMEのフェドウォッチで、米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げを織り込ん
でいるが、今夜は第2四半期の米国内総生産(GDP)速報値の発表があり、堅調な内
容になると、利下げ期待が後退する可能性もある。
 カナダ銀行は、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.5%とした。利下げは
2会合連続。インフレが想定通り鈍化し続ければ、追加利下げの可能性もあるとした。
中銀はインフレが2025年後半に目標の2%に向け持続的に鈍化するという見解を改
めて強調。マックレム総裁は「インフレが過度に低下しないようにするには、成長の加
速が必要だ」と指摘した。
 イスラエルのネタニヤフ首相は、米議会の上下両院合同会議で演説し、パレスチナ自
治区ガザに拘束されている人質の解放に向けた取り組みが成功すると確信していると述
べた。イスラム組織ハマスとの戦争後のガザ統治について、イスラエルの破壊を求めな
いパレスチナ人によって行われるべきだが、当面の間はイスラエルがガザの治安を全面
的に管理する必要があるとした。
 金先限は1万1691円まで下落した。ドル建て現物相場の急落や円高が圧迫要因に
なった。円相場は1ドル=152円台後半の円高に振れた。銀先限は145.0円まで
下落した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、急落。きのうの海外市場では、予想以下の米新築住宅販売
が支援要因になったが、ドル安一服や米国債の利回り上昇をきっかけに急落した。アジ
ア市場は、朝方の2399.84ドルから、2400ドル台で戻りを売られて急落し
た。
 午前11時現在、2377.15ドルで推移。銀は2826セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が2418.18ドル、銀が2932セント。

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