ゴム市況=総じて上昇、上海ゴム堅調や産地相場の先高感で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                    TSR20
   2024/08      2025/01    2025/07       2024/09       2025/08
 324.0  +7.8   315.3 +4.0  314.0  - 4.0    254.0   0.0    257.0  0.0
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    上海ゴム  9月限   14,385   +  110   (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて上昇。序盤は、上海夜間高と日経平均株価の暴落という強弱
材料が重なる中、売りがやや優勢となった後、反発に転じた。午前中は小幅高で推移し
たが、正午過ぎから上げ幅を拡大した。産地相場の先高感からの買いが優勢もよう。た
だし商いは盛り上がりを欠き、閑散に売りなしのなかの上昇。
 TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比変わらず〜7.8円高。活発限月の1月限は、
同4.0円高の315.3円、期先26年7月限は同変わらずの314.0円、総出
来高は752枚。TSR20は1.0円安〜変わらず。


【タイオファーは80バーツ前後で推移】
 タイオファー価格(FOB)は、80バーツ付近でもみ合いとなっている。8月1日
のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は前営業日比1.
90バーツ高の79.11バーツが提示されている。7月25日に今月2日以来となる
80バーツ台を回復したのち、31日には77.21バーツに沈んだが、再び80バー
ル付近に戻している。
 7月以降、上海ゴム、JPXゴムRSS3号ともに、上値・下値を切り下げる展開と
なっている。産地相場の戻りが80バーツ前後で抑えられるようなら、JPXゴムRS
S3号は、今後、一段安となる可能性がありそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は11、12月限のみ約定し、前営業日比4.4〜
5.2セント。TSR20は買いが先行し、前営業日比2.2〜3.2セント高。

 上海ゴムは、堅調。中心限月の9月限は、夜間取引では買いが優勢となり、前営業日
比75元高の1万4350元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、上げ幅を拡大
し、3ケタ高。

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