リスク投資の地合が改善する中で、穀物相場は逆に売られている。ここ数日の上昇に 関しては、リスクオフ環境における持高調整がショートカバー(買い戻し)を促した影 響が強く窺える状況にある。産地では引き続き雨がちの天候が続いており、天候リスク 織り込みの必要性は乏しい。一方、作況報告の数値はトウモロコシと大豆ともに「良」 以上の数値が高水準を維持しており、豊作期待も崩れていない。農家は相変わらず在庫 の投げ売りを続ける一方、需要家の調達意欲も良好とは言い難い。どこまで豊作、需給 緩和見通しを織り込むのか、その限界が打診される環境が続く。リスクオフ再開に伴う ショートカバー再開が、当面の上昇シナリオになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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