CFTC大口投機資金動向(8/6時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における8月6
日時点の大口投機家の売り越しは314万7080枚となり、前週の344万2322
枚から縮小した。取組高合計は4530万5054枚となり、前週から10万9556
枚(0.2%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.2%減、債券
合計が0.2%増、為替合計が4.4%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.6%減、エネルギー合計は2.0%増、金属合計は4.1%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で買い戻しが手じまい売
りを上回って買い越しを拡大、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小し
た。為替は買い戻しが手じまい売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、景気減速懸念や円キャリートレードの巻き戻しを受けてリスク回避の動きと
なった。ただ米ISM非製造業総合指数の上昇や内田日銀副総裁のハト派発言で落ち着
きを取り戻すと、米新規失業保険申請件数の減少で労働市場に対する懸念が後退した。
今週は7月の米消費者物価指数(CPI)や米小売売上高の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が1万1354枚売り越し(前週7万3460
枚売り越し)、ユーロは3万3580枚買い越し(同1万7799枚買い越し)、英ポ
ンドは7万4399枚買い越し(同11万1471枚買い越し)となった。ユーロは新
規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油がリスク回避の動きを受けて2月5日以来の安値71.67ドル
を付けたのち、中東情勢に対する懸念が下支えになると、市場に安心感が戻ったことで
値を戻した。貴金属市場では、金がリスク回避の動きを受けて7月26日以来の安値
2364.26ドルを付けたのち、米新規失業保険申請件数の減少を受けて下げ一服と
なった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が22万2342枚買い越し(前
週24万5493枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨ
ーク金は23万8749枚買い越し(同24万6601枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1万0291枚買い越し(同1万4314枚買い越し)に縮小した。金は手
じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが15万1969枚売り越し(前週21万
2442枚売り越し)、大豆は15万9128枚売り越し(同16万7900枚売り越
し)に縮小した。コーンは新規買い、買い戻しが入り、大豆は手じまい売りが買い戻し
を上回った。前週のコーンは、米産地の好天と豊作見通しを受けて売り優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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