日中取引開始後、原油の2025年1月限は下落。夜間取引の安値を下回り、6万 7070円まで下げた。 ガザ停戦期待のほか、世界的な景気悪化懸念が原油相場の重しとなっている。主要国 の株価指数の推移からすれば見通しは楽観的である反面、安全資産の代表格であるドル 建て金相場は過去最高値を更新するなど、金融市場は不穏だ。米利下げ開始見通しが金 相場を押し上げているとはいえ、来月の米連邦準備制度理事会(FRB)における利下 げ織り込み作業を米金融当局者が積極的に行っているとはいえず、金相場の上昇は米金 融政策以外の別の要因にあるとみたほうが妥当だろう。 高水準の金利負担が続くなかで米国の雇用環境は着実に悪化しており、クレジットカ ードの延滞率は上昇傾向で、米経済が沈めば中国も含めて世界的な波及は避けられな い。株高を通じて金融市場を眺めるべきなのか、あるいは金相場に現れている危惧を汲 み取るべきなのか判断する必要のある相場といえる。 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.33ドル安の73.33ドルで 推移。本日これまでのレンジは73.33〜73.80ドルで推移。 原油1月限の予想レンジは6万6800円から6万7800円、ガソリン先限は8万 0500円から8万1500円、灯油先限は7万9500円から8万0500円。 MINKABU PRESS
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