プラチナ市況=プラチナは期先が反発、先限は再上昇し50円超の上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/08          2025/06    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,686   - 98    11,752  - 76  : 2,506.44   - 7.39
銀          139.0   0.0     141.0  +2.0  : 2,951.00   + 1.00
プラチナ     4,504   - 26     4,511   +52  :   965.71   +15.11
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   953.32   +28.34
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.40   -0.51  ユーロ・ドル相場   1.1143  +0.0027
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、期先が反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始
まった。その後は、円高一服を受けて堅調となり、先限は正午過ぎに50円近い上げ幅
を維持して推移。午後に入り、金の軟化から上げ幅を縮小場面があった。終盤に再上昇
となり、50円超の上げ幅を維持して引けた。期近は限月間で方向性を欠き、8月当限
と期中12月限が売り優勢。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが39円安〜66円高、プラチナスポットが
40円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7397枚、プラチナミニが725枚、プラチナスポット
が1706枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金の軟化が足かせも堅調】
 プラチナ先限は金の軟化が足かせとなり、上げ幅を一時、縮小したが堅調。夜間取引
で19日以来の高値となる4562円をつけた。日中取引は4533円で上値を抑えら
れ、午後は4487円まで上げ幅を縮小したが、終値で4500円台を維持した。16
日の高値4693円を上抜くと買い戻しが増え、踏み上げ相場になる可能性あり。
 ドル建て現物相場が長期波動線の946ドルを支持線に値固めして。960ドル台を
回復したことは強気要因として評価できる。現地時間の23日にパウエルFRB議長が
ジャクソンホールでの講演に対しての反応を見極めたい。ニューヨークプラチナ10月
限で売り方の買い戻しポイントは7月31日の高値989ドル。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の968.24ドルから、ドル
安一服に上値を抑えられた。正午前に960.50ドルまで軟化したが、960ドル
が支持線となるとみた買いがあり、下値を切り上げた。午後になり、3時半過ぎに
967ドル台に上昇した。
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