シカゴコーン市況=下落、豊作見通しやジャクソンホール会合前の転売で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2024/09    375.50      376.50      370.75      371.50      -4.00
   2024/12    398.50      399.00      393.00      393.50      -4.75
   2025/03    417.00      417.00      410.50      411.50      -5.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       375,687         297,631        1,548,089 (-  4,872)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(8月15日までの週)
 コーン:141万0200トン(事前予想レンジ:50万〜120万トン)
 小 麦: 49万2700トン(事前予想レンジ:35万〜 70万トン)
*米気象庁発表の6−10日予報(8月27日−8月31日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
(*21日付。22日付は日本時間午前6時現在、未発表)
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 コーンは揃って下落。終値の前営業日比は5.50〜3.50セント安。中心限月の
12月限は4.75セント安の393.50セント。

 プロファーマーのクロップツアーの3日目(21日)の報告が行われ、アイオワ州で
は一部のイールド低下が見込まれながらも総体的に前年を上回ると予測されたうえ、イ
リノイ州も前年以上のイールド見通しが示されたことが弱材料となった。また、ジャク
ソンホール会合での講演会を前にして買い玉の整理基調の動きが広がったことも下落の
要因となった。

 12月限は398.50セントで取引を開始した後はしばらくもちあい、この中で
399セントの高値を付けた。ただ、欧州の時間帯以降は下値を探る足取りに転じ、引
け直前には393セントの安値まで軟化。安値で買い戻す動きは乏しく、ほぼ安値で取
引を終えた。
 米農務省(USDA)が発表した8月15日までのコーン週間純輸出成約高は141
万0200トンで前週の92万0900トンを大幅に上回った。今年度の累計純輸出成
約高は5593万5600トンと、前年同期の4052万6000トンを約38%上回
っている。
 USDAは24/25年度積みメキシコ向け11万0490トンのおよび、同年度積
みで仕向け地不明13万2000トンコーンの大口成約を発表した。
 プロファーマは3日目となる21日のクロップツアーの結果を発表。アイオワ州では
ディストリクト1のイールド見通しが前年の182.58Buを下回る176.59
Buとされたが、ディストリクト4は前年の168.71Buを大幅に上回る195.
86Buとされた。また、ディストリクト7も前年の184.84Buを上回る
191.59Buで総体的に前年を上回る見通しが示された。
 また、イリノイ州のコーンのイールド見通しは前年の193.72Buに対し
204.14Buとの見通しを示した。
*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは、オハイオバレー域では気温が平年を10〜12℃下回った。コー
ンベルト西部では散発的な降雨が発生しているが、この雨は東部には至っていない。オ
ハイオ州東部では土壌水分の乾燥が進行している。
 現在米国東部の低温の原因となっている高気圧は今後は海上に向かって移動してい
き、これに代わってプレーンズ中部およびコーンべえると西部では32〜38℃まで気
温が上昇する見通しとなっている。
 6日〜10日間予報に関しては、8月27〜31日にかけて全国的に気温は平年を上
回るだろう。またオハイオ州南部からミシシッピーリバーバレーにかけての地域では雨
量は平年以下にとどまる見込みだが、プレーンズ北部および中西部北部の雨量は平年を
上回るだろう。
 シカゴ小麦も軒並み下落。期近12月限は545.25セントで取引を開始した後、
548セントまで値を伸ばす場面が見られたが、コーン、大豆が共に軟調な足取りとな
るなか、追随する売りが先行して値を落とした。終値は前日比8.50セント安の
535.50セント。全限月が一代安値を更新。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)

 米プレーンズでは、テキサス州では最高気温が38〜44℃前後に達する記録的な熱
波が続いており、未成熟の夏穀物への悪影響が発生する恐れがある。一方、ネブラスカ
州およびカンザス州北部では局地的にまとまった雨量を伴う降雨が発生し土壌水分の回
復が促されている。また、プレーンズ北部では気温が低下するなか降雨は発生していな
い。
 米国南部では、メキシコ湾岸西部で記録的な熱波が広がっており、最高気温は38℃
に迫っている。フロリダ州では高温多湿となっている。その他の地域では気温が平年以
下〜平年並にとどまるなか、穀物の生育に適した天気となっている。
今日の材料
・コーンベルトでは、オハイオバレー域では気温が平年を10〜12℃下回る。
・コーンベルト西部では散発的な降雨が発生。
・オハイオ州東部では土壌水分の乾燥が進行。
・8月15日までのコーン週間純輸出成約高は141万0200トンで前週の92万
 0900トンを大幅に上回る。
・USDAは24/25年度積みメキシコ向け11万0490トンおよび同年度積み
 で仕向け地不明13万2000トンのコーンの大口成約を発表。
・プロファーマのクロップツアー3日目の結果として、アイオワ州、イリノイ州共に
 前年を上回るコーンのイールド見通しが示される。

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