貴金属は、軒並み下落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は21.67ドル安 の2484.77ドル、銀が55セント安の2896セント、プラチナが17.93ド ル安の947.78ドル、パラジウムは26.50ドル安の926.82ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=146.16/18円で、前営業日の 大引け時点から0.76円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1712円前後、銀は140.0円前後、プラチナ は4450円前後、パラジウムは4400円前後。 【NY金はドル高が圧迫】 金はきのうの海外市場では、ドル高を受けて売り優勢となった。 金はドル高が圧迫要因になった。8月のフランスのHCOB総合購買担当者景気指数 (PMI)速報値が17カ月ぶりの高水準となり、ユーロが買われる場面も見られた が、パリ五輪効果によるサービス業の上昇が背景にあり、戻りは売られた。ユーロ圏の 妥結賃金の伸び鈍化もユーロの上値を抑える要因になった。一方、7月の米中古住宅販 売戸数は年率換算で前月比1.3%増の395万戸と4カ月連続の減少から反転した。 ローン金利の低下が背景にあるが、住宅市場の改善にはさらなる低下が必要とみられて いる。 米ワイオミング州で経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が始まった。米フィ ラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、経済指標が予想通りとなれば、9月の利下げ を支持するという見解を示した。米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、米連邦準備理 事会(FRB)は景気後退(リセッション)を引き起こすことなくインフレを抑制でき るとの見方を示した。同時に、9月の利下げ開始を支持する姿勢を示した。カンザスシ ティー地区連銀のシュミッド総裁は、失業率上昇の背後にある動向を精査していると し、9月の利下げを支持するかどうかはデータ次第になると言及した。今夜はパウエル 米FRB議長の講演がある。 銀はきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。欧州時間にユーロの戻りを売られ た。また米中古住宅販売戸数の増加などを受けて米国債の利回りが上昇した。ジャクソ ンホール会議が始まっており、金融当局者の9月利下げを支持する発言が目立ってい る。 <今日の予定> ・消費者物価指数 2024年7月(総務省) ・米新築住宅販売 2024年7月(商務省) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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