CFTC大口投機資金動向(8/20時点):金買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における8月
20日時点の大口投機家の売り越しは361万2876枚となり、前週の324万
8025枚から拡大した。取組高合計は4660万2867枚となり、前週から78万
0622枚(1.7%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.0%増、債券
合計が2.4%増、為替合計が1.8%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.4%増、エネルギー合計は1.6%減、金属合計は2.4%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って売り越しを拡大、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。
為替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米雇用統計の算出基準改定で就業者数が下方改定されるなどし、米連邦準備
理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなかった。パウエル米FRB議長はジャク
ソンホール会合の講演で、政策を調整する時期が来たと述べた。今週は7月の米個人消
費支出(PCE)価格指数の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が2万3585枚買い越し(前週2万3104
枚買い越し)、ユーロは5万6017枚買い越し(同2万6983枚買い越し)、英ポ
ンドは6万7511枚買い越し(同4万7812枚買い越し)となった。ユーロは新規
買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油が雇用の下方改定を受けて2月5日以来の安値71.46ドルを
付けたのち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて下げ一服となった。
貴金属市場では、金が史上最高値2530.94ドルを付けたのち、上げ一服となった
が、パウエル米FRB議長の発言を受けて押し目を買われた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が22万2288枚買い越し(前
週23万1543枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨ
ーク金は29万1253枚買い越し(同26万7264枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1万4826枚買い越し(同1万1939枚買い越し)に拡大した。金は新
規買いが新規売りを上回り、プラチナは買い戻しが手じまい売りを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが16万5296枚売り越し(前週15万
4005枚売り越し)、大豆は17万8893枚売り越し(同16万5723枚売り越
し)に拡大した。コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。前週のコーン
は、豊作見通しを受けて売り優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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