[今日の視点]貴金属=金は続伸、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が続伸して寄り付く見通し。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優
勢となろう。銀はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金
属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は2.26ドル高の
2521.48ドル、銀が16セント安の2940セント、プラチナが7.25ドル安
の940.22ドル、パラジウムは32.61ドル安の988.00ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=144.85/87円で、前営業日の
大引け時点から0.28円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1795円前後、銀は138.0円前後、プラチナ
は4390円前後、パラジウムは4400円前後。
【NY金は米中古住宅販売成約指数の低下で押し目を買われる】
 金はきのうの海外市場では、米国内総生産(GDP)の上方改定を受けて上げ一服と
なったが、米中古住宅販売成約指数の低下を受けて押し目を買われた。
 金は米中古住宅販売成約指数の低下が支援要因になった。第2四半期の米国内総生産
(GDP)改定値は年率換算で前期比3.0%増と、速報値の2.8%増から上方改定
された。堅調な個人消費などが背景にある。景気減速懸念が後退し、米連邦準備理事会
(FRB)の大幅利下げの可能性は低下した。一方、7月の米中古住宅販売仮契約指数
は前月比5.5%低下の70.2と、2001年の統計開始以来最低となった。市場予
想は0.4%上昇から予想外に低下した。
 イスラエルとイスラム組織ハマスは、ポリオ(小児まひ)予防接種のため、パレスチ
ナ自治区ガザ地区での戦闘の一時休止に合意した。世界保健機関(WHO)の高官が明
らかにした。予防接種は来月1日から開始予定で、ガザの中部、南部、北部で順番に実
施。それぞれ3日間、戦闘を休止することで合意した。

 銀はきのうの海外市場では、米中古住宅販売成約指数の低下や金堅調を受けて押し目
を買われた。
【NYプラチナは米中古住宅販売成約指数の低下が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、米中古住宅販売成約指数の低下を受けて押し目を
買われた。
 プラチナは米中古住宅販売成約指数の低下が支援要因になった。ただ米国内総生産
(GDP)が上方改定され、買い一巡後の上値は限られた。一方、8月の独消費者物価
指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比2.0%上昇と前
月の2.6%上昇から伸びが鈍化した。市場予想は2.3%上昇だった。欧州中央銀行
(ECB)の利下げ見通しもユーロの上値を抑える要因になっている。
<今日の予定>
・労働力調査(失業率) 2024年7月(総務省)
・鉱工業生産指数 2024年7月速報(経済産業省)
・小売業販売額 2024年7月速報(経済産業省)
・独雇用統計 2024年8月(連邦雇用庁)
・ユーロ圏消費者物価指数 2024年8月速報(EUROSTAT)
・ユーロ圏雇用統計 2024年7月(EUROSTAT)
・米個人所得・支出 2024年7月(商務省)
・米シカゴ購買部協会景気指数 2024年8月(シカゴ購買部協会)
・米消費者信頼感指数 2024年8月確報値(ミシガン大)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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