【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小反発。ニューヨーク高と円安を受けて 買い優勢で始まった。その後は、円安一服に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の 底堅い値動きが下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが2円安〜65円高、プラチナミニが 0.5〜25.5円高、プラチナスポットが138円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3235枚、プラチナミニが414枚、 プラチナスポットが1275枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは米中古住宅販売成約指数の低下が支援】 プラチナは米中古住宅販売成約指数の低下が支援要因になった。ただ米国内総生産 (GDP)が上方改定され、買い一巡後の上値は限られた。一方、8月の独消費者物価 指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比2.0%上昇と前 月の2.6%上昇から伸びが鈍化した。市場予想は2.3%上昇だった。欧州中央銀行 (ECB)の利下げ見通しもユーロの上値を抑える要因になっている。 プラチナ先限は夜間取引で4439円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要 因になった。円相場は1ドル=145円前後で円安が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の940.35ドルから、ユーロの 小動きを受け、もみ合いとなった。 午前11時現在、プラチナは940.72ドル、パラジウムが979.59ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが942.47ドル、パラジウムが955.39 ドル。 MINKABU PRESS
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