前週は70ドル台中盤から後半でやや底固い展開になった。リビアで生産障害の報が 伝わると、週明け直後に急伸した。リビアでは東西勢力の対立を受けて、東部勢力が原 油生産の停止に着手した。イスラエルとハマスの停戦協議が難航し、イスラエルとヒズ ボラとの間で戦闘が激化する中、高値は77.60ドルに達した。ただし、供給不安と 同時に需要不安も根強く、その後は73ドル台まで急反落する場面も見られるなど、売 買が交錯する不安定な地合になった。 今週は戻り売り優勢の展開になろう。リビア情勢の先読みは難しく、瞬間的な上振れ リスクは残される。最大で日量100万バレル規模の生産喪失が、ある程度の期間にわ たって続く可能性がある。一方で、それが需給ひっ迫化につながるのかは不透明感が強 い。ドライブシーズンも終了段階であり、ここから本格的な上昇再開は求められない。 月初とあって米中製造業指標がイベントリスクになり、特に中国の需要不安が高まる と、値下がりリスクも高まる。 予想レンジは70.00〜77.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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