[本日の見通し]ゴム=弱材料が重なり売り優勢、産地相場に注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、売り優勢の展開になりそうだ。寄り付きでは、上海夜間安
に加え、日経平均株価が1000円超の下落となっていることや、ドル・円のが145
円台半ばの円高に振れていることを嫌気して、売りが先行した。その後も軟調に推移し
ている。
 今日はJPXゴムRSS3号は、上海安に加え、日経平均株価が1300円超の下落
となっていることやドル・円が円高調で推移するなど、弱材料が重なっており、売りが
先行しそうだ。活発限月の2月限は、8月30日の取引で380.3円まで上昇したも
のの、その後、修正安場面となり、今日は356.1円まで下落している。
 テクニカル的には、8月6日の安値309.9円から8月30日に高値380.4円
までの上昇の38.2%押し水準がある353.5円であるが最初の関門になる。同水
準を下抜くと、節目の350.0円や同期間の半値押しとなる345.1円が意識され
そうだ。
 なお、9月3日の産地相場は上昇した。上海ゴムと産地相場で異なった値動きをみせ
ているが、産地相場が上海ゴムに追随すれば、JPXゴムRSS3号の下げも加速しそ
うだ。
 午前9時38分時点の円相場は1ドル=145.05円付近で推移している。

 午前9時38分時点のゴムRSS3号活発限月の2月限は同2.7円安の356.3
円。今日の日中、予想される2月限のレンジ350.0〜360.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号1月限の予想レンジは340.0〜370.0円。
テクニカルからの下値支持線は350.0円(節目)、上値抵抗線は360.0円
(節目)。

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