NY金・銀市況=反発、予想以下の米JOLTS求人件数で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/10)  2500.4     2507.8      2479.8      2502.7     +  3.0
          (24/12)  2524.6     2531.5      2502.7      2526.0     +  3.0
   銀     (24/12)  2839.0     2871.5      2811.0      2855.7     + 21.3
         (25/ 3)  2875.0     2906.0      2855.0      2892.8     + 21.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           166,688       276,941       511,136        (-  8,814)
  銀           47,856        93,994       130,928        (-    910)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,974.97  +  38.04
     前日  145.44/46   1.1043/45   ・ナスダック         17,084.30  -  52.00
     本日  143.71/73   1.1082/84   ・10年米国債利回り      3.76  -   0.08
・NY原油  (24/10)   69.20 - 1.14  ・SPDR保有金残高    862.74      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は金は0.6〜3.5ドル高、中心限月の
12月限が3.0ドル高、銀が17.4〜21.6セント高、中心限月の12月限は
21.3セント高。
 金12月限は反発。時間外取引では、ドル高一服を受けて底堅く推移した。欧州時間
に入ると、リスク回避の動きを受けて戻りを売られたのち、買い戻されて下げ一服とな
った。日中取引では、予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数を受けて押し
目を買われた。
 銀12月限は予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や金堅調を受けて買
い優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では2502.7〜2528.4ドルの
レンジで推移、前日比2.8ドル安の2520.2ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、ドル高一服を受けて底堅く推移したが、買い一巡後は上げ一服となった。欧州
時間に入ると、リスク回避の動きを受けて戻りを売られたのち、買い戻されて下げ一服
となった。
 日中取引では、戻りを売られたが、2512.8ドルで下げ一服となった。その後
は、予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数を受けて押し目を買われると、
2531.5ドルまで上昇した。
 景気減速懸念によるリスク回避の動きを受けて欧州時間に一段安となったが、予想以
下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数を受けて押し目を買われた。7月の米JO
LTS求人件数は23万7000件減の767万3000件と、3年半ぶりの低水準と
なった。市場予想の810万件を下回った。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で2811.0〜2844.5セントのレン
ジで推移し、前日比5.1セント高の2839.5セントとなった。12月限は高寄り
したのち、ドル高一服が下支えになったが、金の上げ一服に上値を抑えられた。欧州時
間に入ると、リスク回避の動きが圧迫要因になったが、買い戻されて下げ一服となっ
た。
 日中取引では、予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や金堅調を受けて
買い優勢となり、2871.5セントまで上昇した。ただ買い一巡後は株安に上値を抑
えられた。
 9月3日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1万8272オンス増の1703
万1042オンス、銀は10万8804オンス減の3億0622万2525オンス。

今日の材料
・7月の米貿易収支の赤字額は前月比7.9%増の788億ドルと、2022年5月以
来2年以上ぶりの高水準となった。前月は731億ドルだった。
・7月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が23万7000件減の767万
3000件と、3年半ぶりの低水準となった。市場予想は810万件。6月分は791
万件と、前回発表の818万4000件から下方改定された。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、連邦準備理事会(FRB)が高金利を
これ以上長く維持すべきではないとの見解を示した。雇用に過度の悪影響を与える恐れ
があるためという。
・7月の米製造業新規受注は前月比5.0%上昇した。防衛航空機が好調で、上昇幅は
市場予想の4.7%増を上回った。ただ、金利の上昇によりその他の需要は緩やかだっ
た。
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、3地区で経済活動のわずかな増加
を報告した一方、活動の横ばいまたは減少を報告した地区は前回の5地区から9地区に
増加した。物価は全体的に「控えめなペースで上昇した」とした。
・カナダ銀行は、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、4.25%とし
た。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。