WTI原油が70ドルを割り込み年初来安値を更新する中、石油輸出国機構(OPE C)プラスが10月から予定している減産縮小計画の見直しを巡る議論も活発化してい る。10月から段階的に減産規模を縮小して供給水準を引き上げる予定だったが、石油 需要環境の不透明感もあり、減産縮小を先送りすべきとの意見も増えている。ただし、 中国などの需要悪化が一時的なものではない場合には、OPECプラスの需給管理には 限界がる。北南米の増産が進めば、OPECプラスの市場シェアが失われるだけの結果 になる。このため、OPECプラス内でも逆に早期に減産縮小を進めるべきとの意見も ある。OPECプラスが減産縮小を先送りすれば、原油需給バランスが安定するという 単純な環境にはない。実際に原油相場の反応は時間的にも値幅的にも限定されたものに 留まった。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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