NY金・銀市況=続伸、予想以下の全米雇用報告で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/10)  2502.3     2530.5      2500.7      2519.7     + 17.0
          (24/12)  2526.4     2554.0      2523.7      2543.1     + 17.1
   銀     (24/12)  2863.0     2955.0      2853.5      2909.9     + 54.2
         (25/ 3)  2897.5     2990.0      2891.5      2947.1     + 54.3
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           150,408       170,016       510,721        (-    415)
  銀           63,089        48,705       130,453        (-    475)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,755.75  - 219.22
     前日  143.71/73   1.1082/84   ・ナスダック         17,127.66  +  43.36
     本日  143.44/46   1.1110/12   ・10年米国債利回り      3.73  -   0.03
・NY原油  (24/10)   69.15 - 0.05  ・SPDR保有金残高    862.74      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は金は16.1〜18.0ドル高、中心限
月の12月限が17.1ドル高、銀が53.8〜55.5セント高、中心限月の12月
限は54.2セント高。
 金12月限は続伸。時間外取引では、ドル安を受けて堅調となった。欧州時間に入る
と、買い戻されて上値を伸ばした。日中取引では、予想以下の全米雇用報告を受けて買
い優勢となった。その後は、米ISM非製造業総合指数の上昇を受けて上げ一服となっ
た。
 銀12月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は続伸。時間外取引では2523.7〜2548.7ドルの
レンジで推移、前日比19.4ドル高の2545.4ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、ドル安を受けて堅調となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ば
した。
 日中取引では、予想以下の全米雇用報告を受けて買い優勢となり、2554.0ドル
まで上昇した。その後は、米ISM非製造業総合指数の上昇を受けて上げ一服となっ
たが、2533.7ドルで押し目を買われた。
 8月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は9万9000人増と、3年
半ぶりに低い伸びとなった。市場予想は14万5000人増だった。一方、8月の米I
SM非製造業総合指数は51.5と、前月の51.4からほぼ横ばいだった。市場予想
の51.1を上回った。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で2853.5〜2911.5セントのレン
ジで推移し、前日比44.3セント高の2900.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、金堅調につれ高と
なった。
 日中取引では、予想以下の全米雇用報告を受けて買い優勢となり、2955.0セン
トまで上昇した。その後は、米ISM非製造業総合指数の上昇を受けて上げ一服とな
り、2901.0セントまで下落した。
 9月4日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1万9631オンス減の1701
万1411オンス、銀は20万4948オンス減の3億0601万7577オンス。

今日の材料
・イスラム組織ハマスは、パレスチナ自治区ガザの新たな停戦案は不要で、ハマスが受
け入れ済みの米国の提案に同意するようイスラエル側に圧力をかけるべきだと述べた。
・米新規失業保険申請件数は、前週比5000件減の22万7000件となった。市場
予想(23万件)を超える減少となった。労働市場の悪化懸念を和らげる可能性があ
る。
・8月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は9万9000人増と、3年
半ぶりに低い伸びとなった。市場予想は14万5000人増だった。
・8月の米ISM非製造業総合指数は51.5と、前月の51.4からほぼ横ばいだっ
た。ただ、労働市場の軟化に伴い雇用の伸びは鈍化した。市場予想は51.1。
・第2四半期の米非農業部門の労働生産性(改定値)は年率換算で前期比2.5%上昇
した。速報値の2.3%上昇から上方改定され、市場予想と一致した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。