原油の2025年2月限は下げ幅をやや縮小。6万1220円まで切り返した。 ニューヨーク原油やブレント原油は年初来安値を更新した。ニューヨーク市場の 321クラック・スプレッドは低下を続けており、石油企業の粗利は目減りするばかり だが、足元の米石油需要は堅調であり、米石油企業は仕方なく製品を増産しなければな らない。また、世界的に物価上昇率の加速が一巡したとはいえ、設備投資コストは拡大 を続けており、生産を維持するためには一定の設備投資を継続しなければならないが、 原油相場は弱く、石油関連企業はにっちもさっちもいかない。足元の原油相場は物価調 整すると2004年と同水準で、近年の物価高からは取り残された存在である。 需給バランスが悪化するならば原油安が続く可能性があるが、物価高から取り残され た原油相場は設備投資を停滞させている。石油産業の上流でも下流でも苦境は同じであ り、悲観的な景気見通しが相場を過剰に圧迫すると、先々の反動がより大きくなるだろ う。 原油2月限の予想レンジは6万0700円から6万1700円、ガソリン先限は8万 0500円から8万1500円、灯油先限は7万9500円から8万0500円。 MINKABU PRESS
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